2年前に吉祥寺の蕎麦屋で東北の被災エリアに行こうと話をしてから、正木とずっと走ってきました。
今でもその時の事を思い出します。
一番最初はただただ必死。
衝動に突き動かされただけ。
誰かが笑顔になればそれでいいというだけ。
それからじわじわと「ダレかの為にナニかをやる」という事の葛藤を二人で過ごして来ました。
そしてそれを乗り越えた先の感情にも出会えました。
宗教観のない僕らが出会ったマザーテレサの言葉にも救われました。
この人はこんな事を生涯していたんだなあ。
以下
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人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行いなさい。
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい。
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく善を行い続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で誠実であり続けなさい。
助けた相手から恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。....
マザーテレサ
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僕らはこんな高尚な考えにはなれないですが、骨子として心の栄養になりました。
被災直後にボランティアで現地に入ってる人達の多くが、無力感やまわりの人間達の心ない言葉で悩んでいました。
みんな一度は通る葛藤だったのでしょう。
色々ありましたがまだまだ日本はズタズタです。
今後のインフラ整備や土地活用、原発問題や補償問題。
現地はずっと辛い思いを抱いています。
「忘れられてるのが一番つらい」
一様にみんながこう口にします。
逼迫した緊急の事態からはずいぶん脱却したと思います。
でも真綿をしめるように厳しい生活や、津波の記憶がみんなを苦しめています。
反面、東北の人間の粘り強いパワーも見せつけられてきました。
人間の強さは半端じゃない。
そう感じました。
僕らも出来る事を出来るだけやっていければと思います。
ボランティア精神などは相変わらず持ちあわせてはいない僕らに関わってくれている皆さん。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
OSH代表 登坂太頼
つなぐ心ネットワークの葛西が映ってるから写真が台無し・・ |
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