「新春支援&東北の寒さを肌で感じようぜツアー」
無事に戻ってきました。
やっぱり寒かった!
最低気温がマイナス12度になるなかを3日間車で走らせてきました。
僕達が活動していたエリアは基本的には海沿いだったのでこの時期はあまり雪が積もるということは少ないそうです。
とはいってもずっと粉雪は舞っていましたが。
それでも何キロか山側に入るともう真っ白な銀世界でした。
木陰で陽光が当たらない場所は一日中凍結していて車の運転もとても危険です。
仮設住宅(UR)は地域によって作りが違っていて、暖かく過ごせるトコロと底冷えが激しい寒いトコロで差があるようです。
東北なんて寒いのが当たり前なのに建設する際にもうちょっと考えればわかるんじゃないかな?と疑問に感じました。
在宅被災者(家の壊れていない人達)は支援の手が完全に止まっていて、車を失ってしまった人達は買い物に行くのも一苦
労だと話していました。
多くの人達は仕事がない状況が好転せずに不安を抱えています。
その反面、すぐに家を買って、元の生活に戻っている人達もいるようです。
被害状況によって大きく貧富の格差ができてしまっている状態です。
こんな時にお年寄りや身体障害者を狙った悪質な商法や詐欺も横行しているようです。
僕達が会った方の中でも、住めないほどひどい家を売りつけられたり、高額な布団の営業マンが来ていたりと信じられないような話が飛び交っていました。
今回は特に「格差」を強く感じました。
物資も一時期ほどの緊迫感は薄れつつあって、「食料」というキーワードはずいぶんと少なくなってきたように思います。
この流れはいい方向に向かっていると思います。
支援も次の段階に入ってきているという印象をうけました。
しかしながら支援の手が入っていない地域も数多くあり、色々な面で「格差」が広がっていっているようにも思いました。
私たちの支援にも変化が必要になってくる部分もある反面、もっとピンポイントな支援も引き続き行なって行きたいと思っています。
今回もOSHを通して支援をしてくれた皆さん、本当にありがとうございました!
支援した方々からもらう「ありがとう!」を是非伝えたいと心から思っています。
OSH
登坂太頼
正木亮
PS.-12度の中じゃ寒くて寝てられねえぜ!!!!(@水たまりが凍る山田町の深夜)